ニコニコせいかつ

ぴーちゃんの生活での出来事をお送りします

鳥獣戯画展

こんにちは、ミルタです。

昨日、上野の東京国立博物館で開催中の鳥獣戯画展へ行って来ました。

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会期が1ヶ月半弱しかない上、鳥獣戯画原本の全てが、前期と後期で展示内容が変わると言う変則パターン。

そして昨日は前期の最終日であるという事で、混んでいるのは覚悟の上でしたが、想像を絶する人気でした。


博物館入り口には、こんな看板が出ていました。

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博物館内へ入るのに200分待ち、鳥獣戯画の中でも一番人気がある甲巻を見るのに、更に150分待ちという表示で、甲巻を見るのにはトータル6時間かかるとの事。

諦めて帰ろうかとも思いましたが、既に前期と後期分で2枚の前売り券を購入済みだったので、チケットをムダにしたくないと並びました。


最初の200分は炎天下で並ぶため、ペットボトル2本を調達し、アクアパラソルと言うスプレータイプの日焼け止めを顔と腕と脚にプシャーと吹きかけ、いざ行列へ!

時間潰し用で、鳥獣戯画に関するクロスワードパズルが用意されていましたが、難しすぎる上、炎天下で白い紙を見ていると目が変になってしまってギブアップ(笑)


途中、建物の間からスカイツリーも見えて、普段は何も思わないスカイツリーが気休めになりました。


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200分を覚悟で並びましたが、結局110分ほどで無事に入館出来ました。

入館後にも並ぶ甲巻以外の乙巻・丙巻・丁巻は並ばずに鑑賞できるのですが、私はそのまま甲巻の行列へまっしぐら!
外での案内は150分でしたが、110分に変わっていました。

甲巻の行列は、冷房が効いた室内である事と、列の周囲は並ばずに鑑賞できる乙丙丁巻の展示スペースである事で、かなり楽に過ごせました。
こちらの行列は90分ほどで甲巻に到達しました。

鳥獣戯画は日本最古の漫画とも言われている通り字のない絵だけの巻き物で、動物や人間が描かれています。
甲乙丙丁の4巻は平安時代〜鎌倉時代に描かれたと言われていますが、誰が何の為に描いたかは謎です。

その中で最も有名な甲巻では、兎と蛙が相撲をしたり、的当てをしたり、日本で最も有名な巻き物なので、誰もが一度は見た事がある絵がたくさん出てきます。
的当てのシーンでは、とある蛙が他の蛙の目を狙って弓を引こうとしていて、いつの時代もイタズラ好きはいるんだなぁと、クスッと笑えたりしました。
そのシーンのポストカードがこれです。

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甲巻の後は、乙丙丁巻を全て鑑賞しましたが、それぞれの巻で作者が違うので、筆致やストーリーが全く違います。

私の好みは甲巻>乙巻>丁巻>丙巻でした。

そういう見比べが出来るのも楽しめる要素の一つでした。


この鳥獣戯画展は、今日の休館日を挟んで明日から6月7日までの期間で後期の展示が始まります。

興味がある方は必見ですが、係りの方曰く、平日休日昼夜問わずいつも大混雑との事です。

行かれる方は、炎天下の行列で長時間耐えられる暇つぶし用の何かと、日傘や日焼け止め、そして忘れてはならない水分を充分に持参して臨んで下さい。

因みに私は、スプレータイプの日焼け止めのアクアパラソルをたっぷりプシャーとしましたが、家に帰ってビックリ!


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プシャーとし忘れたデコルテがこんな悲惨な状態になりました…

日焼け止めは首とデコルテ、そして頭皮にもお忘れなく!